この記事の要点
- SECURITY ACTIONは情報セキュリティ対策の自己宣言制度で、一つ星と二つ星の2段階がある。
- AI導入補助金の申請では自己宣言が要件で、求められる星数は年度・枠で変わり得る(公募要領で要確認)。
- 二つ星は「基本方針の策定+外部公開」まで踏み込む点が一つ星との最大の違い。
- 宣言は交付申請の前工程であり、着手が遅れると締切に間に合わなくなる。
- 準備から着金までは当社実績でおおむね2〜3ヶ月(※当社支援実績)。逆算した着手が安全。
SECURITY ACTION(二つ星)とは?AI導入補助金でなぜ必要か
SECURITY ACTIONは、中小企業が情報セキュリティ対策への取り組みを自己宣言する制度です。段階は一つ星と二つ星の2種類で、二つ星のほうが取り組みの範囲が広い上位の宣言にあたります。
AI導入補助金の申請では、この自己宣言が要件として位置づけられています。ツールを選ぶ前に、まず「どの星数の宣言が必要か」を確認しておく必要があります。取り組みの中身は「情報セキュリティ5か条」の実施などが土台になります。
一つ星と二つ星は、取り組みの範囲が異なります。まずは全体像を表で俯瞰しておきましょう。
| 項目 | ★一つ星 | ★★二つ星 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 基本的な対策の実施を宣言 | 基本方針の策定・公開まで宣言 |
| 対象 | 情報セキュリティに取り組む中小企業 | 同左(より進んだ段階) |
| 取り組み範囲 | 情報セキュリティ5か条の実施 | 5か条+自社の対策状況の把握+基本方針の外部公開 |
| 準備の重さ | 比較的軽い | 文書化・公開の作業が加わる |
この表は取り組み段階の考え方を整理したものです。星数ごとの正確な要件は制度側で定められています。申請時にどの星数が必要かは、必ず最新の公募要領で確認してください(出典: AI導入補助金 公式サイト、中小企業庁)。要件は更新されることがあるため、公式での確認が前提です。
▶ 今すぐ試せるアクション: 申請予定の枠で「一つ星と二つ星のどちらが求められるか」を公式サイトの公募要領で確認しよう。
一つ星と二つ星の違い|どちらを宣言すればいいか
結論として、一つ星は基本対策の実施宣言、二つ星は情報セキュリティ基本方針の策定・公開まで含む上位の宣言です。到達点が一段高いのが二つ星です。
具体的な違いは、次の箇条書きで整理できます。同じ「宣言」でも、二つ星は文書化と公開まで踏み込む点が大きな差です。
一つ星でやること: - 情報セキュリティ5か条に沿った基本的な対策を実施する - SECURITY ACTIONサイトで一つ星を自己宣言する
二つ星で追加でやること: - 自社の情報セキュリティの現状を把握する - 情報セキュリティ基本方針を策定する - 策定した基本方針を外部に公開する
どちらを宣言すべきかは、申請年度や申請枠によって求められる水準が変わり得ます。そのため「必ず公募要領で確認する」というスタンスが安全です。
迷ったときは、上位の取り組みである二つ星を目指す考え方が実務では選ばれやすいです。当社が支援した中小企業でも、この判断で準備を進めるケースが多くありました(※当社支援実績・支援50社+)。ただし、これは実務上の考え方であり、採択を保証するものではありません。
▶ 今すぐ試せるアクション: 自社に情報セキュリティ基本方針の文書があるか確認しよう。なければ二つ星の準備対象になる。
二つ星の宣言手順(申請前の準備)
二つ星の宣言は、現状確認 → 基本方針の策定 → SECURITY ACTIONサイトで自己宣言 → ロゴマーク取得、という流れで進みます。宣言にかかる費用の有無は公式で確認してください。
この宣言は、AI導入補助金の申請全体の中では前工程にあたります。大まかな順序は次のとおりです。
- GビズIDの取得
- SECURITY ACTIONの宣言(一つ星/二つ星)
- 交付申請
二つ星の宣言は交付申請の「前工程」です。ここに着手が遅れると、申請全体が締切に間に合わなくなります。準備には現状確認や文書作成の時間がかかるため、早めの着手が安全です。とくに二つ星は基本方針の「策定」だけでなく「外部公開」まで済ませて初めて完了する点に注意してください。
当社の支援実績では、申請準備から着金までおおむね2〜3ヶ月を要しています(※当社支援実績)。宣言や書類の準備が遅れると、このスケジュール全体が後ろにずれます。GビズIDの取得手順はGビズIDプライムの取得方法で詳しく解説しています。
各ステップの正確な手続きや必要書類は、公式サイトで最新情報を確認してください(出典: AI導入補助金 公式サイト)。
▶ 今すぐ試せるアクション: 申請締切から逆算し、宣言・GビズID取得の着手日をカレンダーに書き込もう。
二つ星宣言でよくあるつまずきと対策
二つ星でつまずく典型は、基本方針が形式だけになる、宣言が遅れる、星数を取り違える、の3つです。いずれも事前準備で防げます。
具体的なつまずきと対策を表で整理します。「一つ星のまま申請していた」という星数の取り違えは、要件不足につながりやすい点に注意してください。
| つまずき | なぜ起きる | 対策 |
|---|---|---|
| 基本方針が策定だけで未公開 | 公開までが要件だと把握していない | 策定後に外部公開まで完了させる |
| 宣言が締切に間に合わない | 前工程だと知らず後回しにする | 申請締切から逆算して先に着手する |
| 星数の取り違え | 必要な星数を確認していない | 申請枠ごとに公募要領で星数を確認する |
これらは、申請の全体像を早めに把握しておけば避けられます。書類集めや手続きの段取りに不安がある場合は、専門家に相談する方法もあります。
当社の支援事例では、製造業(大阪府)のお客様が、書類集めとZoom約1時間のみで準備を進め、申請から約3ヶ月で着金まで完了しました(※当社支援事例)。段取りを整えれば、経営者の負担を抑えながら進められる傾向があります。不採択を避ける観点はAI導入補助金 不採択の理由7選も参考になります。
▶ 今すぐ試せるアクション: 自社の情報セキュリティ基本方針が「策定済み」か「公開済み」かを分けて確認しよう。
宣言後にAI導入補助金でできること・費用の考え方
宣言完了後は、交付申請 → 導入 → 実績報告 → 着金という流れに進みます。補助上限は通常枠で350万円が目安とされています(最新の額・枠は公式で要確認)。
宣言後にやることを、箇条書きで整理します。
- 交付申請を行い、交付決定を受ける
- ツールを発注・導入する(交付決定前の発注は対象外になり得るため注意)
- 実績報告を提出する
- 補助金の着金を確認する
費用面では、自己負担額の根拠を契約前に提示してもらうことが重要です。採択を条件にした割引や特典の提示は、補助金の規程上で問題になり得るため注意が必要です。「実質無料」「採択者だけの割引」といった表現を使う相手には気をつけてください。
当社の支援事例では、卸売業(兵庫県)のお客様が、会計・受発注システムの導入費550万円に対し補助金350万円を活用しました。自己負担額の根拠を契約前にすべて提示したことで、社内稟議が一度で通過しています(※当社支援事例)。
求められる星数や要件は年度・枠で変わるため、着手前に必ず公式サイト(AI導入補助金事務局)で最新の公募要領を確認してください。補助上限やスケジュールも同様に最新情報を確認しましょう(出典: AI導入補助金 公式サイト、中小企業庁)。制度の全体像はAI導入補助金とは?令和8年度の完全ガイドでも解説しています。
相談先は、自社対応か専門家サポートかで選びます。準備の手間や締切への不安が大きい場合は、AI導入補助金の申請サポートを活用する選択肢もあります。
▶ 今すぐ試せるアクション: 導入予定ツールの見積を取り、自己負担額の根拠を契約前に確認しよう。



