インボイス枠(デジタル化・AI導入補助金2026)の締切は、2026年9月24日時点で公表されている最終回が9月29日(火)17時です。個人事業主も申請でき、会計・受発注・決済ソフトなら小規模事業者は補助率4/5になります。6次以降の締切日はまだ公表されていません。「インボイスの特例はいつまで」と調べる方の多くは、補助金の締切と消費税の2割特例の期限を同じものと考えています。この2つは別の制度で、期限も別々です。
※ 2026年9月時点の情報です。締切日は2026年9月24日に事務局の事業スケジュールで確認しました。
この記事でわかること
- インボイス枠の締切と実績報告の期限
- 個人事業主が受け取れる金額の目安
- 9月29日に間に合うかの判断基準
- 2割特例・3割特例の期限との違い
インボイス枠の締切はいつまでか
公表済みの最後の締切は2026年9月29日(火)17時で、交付決定は11月9日(月)の予定です。それより後の回は、2026年9月24日時点で日程が出ていません。
事務局の事業スケジュールに載っている日程は次のとおりです。
| 項目 | インボイス対応類型 | 電子取引類型 |
|---|---|---|
| 締切 | 2026年9月29日(火)17時 | 2026年9月29日(火)17時 |
| 交付決定 | 2026年11月9日(月)予定 | 2026年11月9日(月)予定 |
| 実績報告の期限 | 2027年4月30日(金)17時予定 | 2027年4月30日(金)17時予定 |
| 6次・7次 | 未公表 | 未公表 |
事務局は、日程が確定した回だけを掲載する運用です。「次もあるだろう」と待つ判断には、公表の保証がありません。

個人事業主がインボイス枠で受け取れる金額
個人事業主が小規模事業者に当たれば、ソフト代50万円以下の部分は4/5が補助されます。中小企業の区分なら3/4です。
インボイス対応類型の案内ページでは、補助率と上限が次のように示されています。
| 対象 | 補助率 | 上限 |
|---|---|---|
| ソフト(50万円以下の部分) | 小規模4/5・中小3/4 | 50万円 |
| ソフト(50万円超の部分) | 2/3 | 350万円まで |
| パソコン・タブレット | 1/2 | 10万円 |
| レジ・券売機 | 1/2 | 20万円 |
たとえば小規模事業者が、会計ソフト20万円とパソコン16万円を入れる場合です。ソフトは16万円、パソコンは8万円が補助の計算になります。合計36万円のうち24万円が補助で、自己負担は12万円です。
パソコンだけの申請はできません。ハードウェアは、ソフトの利用に役立つものに限って対象になります。単体でパソコンを買いたい場合は、IT導入補助金のパソコン購入の条件で扱いを確認してください。
9月29日に間に合うかの判断
GビズIDプライムを持ち、支援事業者と使うソフトが決まっているなら、9月29日に出せます。どちらかが欠けているなら、急いで出すより次の回を待つほうが安全です。
判断の分かれ目は、書類の出来より「準備が済んでいるか」です。
| いまの状況 | 判断 |
|---|---|
| GビズIDあり・支援事業者とソフトが決定済み | 9月29日を狙う |
| GビズIDあり・ソフトは未定 | 次の回の公表を待って準備する |
| GビズIDなし | 9月29日は見送り、ID取得から始める |
| 開業1年未満 | 対象外の可能性が高いので条件を先に確認 |
開業年数や必要書類の条件は、個人事業主のAI導入補助金の条件にまとめています。
私たちはAI導入補助金の登録支援事業者として、対象ツールの選定から実績報告まで伴走しています。2025年4月〜2026年3月に申請を支援した30社のうち25社が採択されました(採択率83.3%)。採択された25社は、全社が申請から31〜60日で採択の通知を受けています。今回の締切と交付決定の間も41日で、この範囲に収まります。
私が申請の現場で見てきた限り、締切間際に崩れるのはソフト選びより手続きの段取りです。IDの発行待ちや、支援事業者との入力の往復で数日かかります。
2割特例・3割特例の期限は補助金と別
2割特例は、個人事業主の場合は2026年分の消費税の申告が最後です。補助金の締切とは関係がなく、9月29日を過ぎても使えます。
国税庁の令和8年度税制改正特集で示されている期限を、補助金と並べました。
| 制度 | 期限・期間 | 個人事業主への意味 |
|---|---|---|
| インボイス枠(補助金) | 2026年9月29日17時締切 | ソフト導入費の補助 |
| 2割特例(消費税) | 2026年9月30日を含む課税期間まで | 2026年分の申告が最後 |
| 3割特例(消費税) | 2027年分・2028年分 | 基準期間の売上1,000万円以下が条件 |
| 免税事業者からの仕入れ控除 | 2026年10月から2年間は70% | 取引先の控除額が変わる |
3割特例は、インボイス登録で免税事業者から課税事業者になった個人事業主が対象です。法人は対象外です。
特例の期限が近いからといって、補助金を急ぐ理由にはなりません。反対に、2割特例が終わると帳簿の付け方を見直す人が増えます。会計ソフトを入れ替える時期は、2027年分の記帳が始まる前と考えると、次の回の補助金とも合わせやすくなります。
インボイス登録後に増える記帳の手間は、コーポレートサイトの経理の仕訳を自動化する方法も参考にしてください。
持続化補助金のインボイス特例はいつまでか
小規模事業者持続化補助金の第19回は、2026年4月30日17時で受付を終えています。インボイス特例の上乗せも、この回の申請分で締め切られました。
中小企業庁の第19回公募の案内では、インボイス特例は補助上限への50万円の上乗せでした。対象は、免税事業者だった期間がありインボイス登録を確認できた事業者などです。
持続化補助金は販路開拓の経費が中心で、会計ソフトの導入はインボイス枠のほうが合っています。ソフトを入れたいならインボイス枠、チラシや店舗改装なら持続化補助金と分けて考えてください。次回の持続化補助金で特例が続くかは、公募要領が出た時点で確かめる必要があります。
締切前にやりがちな失敗
最も多い失敗は、交付決定の前にソフトを契約して、補助の対象から外れることです。締切に焦るほど起きやすくなります。

9月29日の回は、交付決定が11月9日の予定です。それまでにソフトを契約したり支払ったりすると、その分は補助されません。無料体験の申し込みも、有料契約に切り替わる設定なら避けてください。
もう1つの失敗は、締切当日に初めて申請画面を開くことです。事務局は、締切の直前は申請システムがつながりにくくなると案内しています。提出は前日までに終える前提で動いてください。
私たちの支援でも、個人事業主の方が本業の合間に入力を進め、確認の返事が遅れて日程が詰まる例がありました。確認の窓口を1つに決めておくと、往復が減ります。
自社が補助金の対象になるかどうかは、3分の適性診断(無料・8問)で確かめられます。登録は不要で、その場で点数が出ます。
今日やること
まず、GビズIDプライムを持っているかを確かめてください。持っていなければ、9月29日は見送って取得を始めるのが今日の一歩です。
IDがあるなら、支援事業者に「9月29日に間に合うか」を今日中に聞いてください。間に合わないと言われたら、次の回の公表を待ちながらソフトの候補を絞ります。会計ソフトの選び方は、会計ソフトの補助金で個人事業主が使える2つの枠で解説しています。
採択後に補助金が入る時期も、資金繰りに関わります。AI導入補助金の着金時期の目安で、実績報告から入金までの流れを確認しておくと安心です。
申請要件の確認から実績報告まで伴走します。9月29日に間に合うかも、その場でお答えします。
AI導入補助金の無料相談まとめ: 補助金と税の期限を分けて書き出す
インボイス枠の締切は、公表済みでは2026年9月29日17時が最後です。準備が済んでいれば出し、済んでいなければ次の回の公表を待ちます。2割特例は2026年分の申告まで、3割特例は2027年分と2028年分で、補助金の締切とは別に動きます。3つの期限を紙に書き出すところから始めてください。
